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2007.09.26
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CHECK足が砕け、筋肉が裂ける経験も

基本訓練はフランス国内で行われます。一般的な戦闘訓練ですが、実践を絡めた厳しい訓練になります。この時点で自殺や逃亡する者が続出します。 訓練では怪我人が出れば出るほど教官が上層部から評価されるような空気がありました。

国内の訓練が終わるとアフリカに配属され、ここでは実戦さながらの砂漠の訓練が行われました。射撃とゲリラ戦が基本で、山岳地帯や砂漠で敵味方に分かれて索敵、これを見つけて襲うというものです。こちらが待ち伏せし、 進軍してくる敵をどうやって突破するか。これを昼間・夜間に織り混ぜて訓練するわけです。

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その他、海上偵察および破壊工作も経験しました。ヘリコプターに乗って、夜間、海上の目標地点に降下し、それから6キロほど泳ぎ上陸します。 そして破壊工作を行い、敵を撹乱させてまた海に戻って離脱するという訓練ですが、実際にプラスチック爆弾など本物の武器を使用する実戦さながらの訓練です。
初めての実戦は、アフリカのジプチ共和国で経験しました。ここはソマリア系のイッサ族とエチオピア系のアファール族の2部族があり、政権をとったのはイッサ族でした。 フランス外人部隊の任務はアファールの住む北部山岳地帯の治安維持でした。 アフリカ勤務の後は、フランスに帰ってすぐに湾岸戦争を経験しました。 湾岸戦争では私はイラクのアスサルマンという地域に配属されました。イラクの砂漠では雨が降ると砂漠といえどもドロ沼になります。 ドロ水の中で疲れ果てて寝ていたという経験もしました。

体力に自信のある戦友がアフリカで下半身不随になって帰ってきました。日本の自衛隊は安全第一ですが、外人部隊は訓練第一、安全はその次という考え方で、 極限まで訓練されています。まして第一線の戦闘部隊にいる人間は「使い捨て」という感じです。

CHECK外人部隊の経験を活かして

勤務を終え帰国後、外人部隊の経験がある程度活かされるものと考えて警備会社に就くことにしました。
現在は指導教育責任者として教育に力を入れています。私が教育の初期段階に重点を置いていることは、まず規律の問題です。最低限服装だけはきちんとしたい。 それと「右向け右」の基本動作です。

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私が入社してから保安警備を始めましたので、護身術にも力を入れています。軍隊と違って相手を倒すことが目的ではなく、防御に徹して、しかもそれが 正当防衛であるということを周囲に印象づけるテクニックが必要です。基本は軍隊で経験した格闘技が活かされます。

新任警備員にはつらい場面もあるとは思いますが、それを乗り切る努力が必要です。警備員の中にはもっと高度な技術を学びたいという人もいます。 警備会社は教育が原点ですから、厳しい教育をしたから脱落するということでは困ります。教育には独自のアイデアを取り入れて受講者に飽きさせない手法を 用いています。
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